2012-12

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バイストン

 こんばんは。渡邊です。
 
 今回は、「帆布」を使って、暮らしに役立つ様々な商品を展開している「株式会社バイストン」(倉敷市曽原)について紹介します。

 みなさん、「帆布」のことはご存知でしょうか?その名の通り、帆掛け船の帆に使われていた、平織りの地厚い布のことをいいます。
 
 かつて帆布は、テントやトラックの幌、そして牛乳配達の袋や学生の下げカバンなど様々なものに使われ、人々に身近な存在でありました。しかし、安価な合成繊維の出現により、帆布の生産量は減っていきました。

 曽原地区は、全国有数の帆布の産地ですが、「このままではよくない、また帆布を身近なものとして普及させたい」と、帆布メーカーである丸進工業の武鑓篤志代表が立ち上げたのが「バイストン」です。

 「バイストン」は、帆布を使って、バッグ、キッチン雑貨、ステーショナリー、インテリア小物などを展開しています。使用している「倉敷帆布」は、極太の糸をシャトル織機にかけ、平織りしてできる「織物の耳=セルビッジ」付きの帆布です。どの製品も、素材を生かした温かみがあって、またデザインもおしゃれで、とても好感が持てます。そして、驚かされるのはそのバリエーションの多さです。帆布のよさを多くの人に知ってもらいたいという想いが伝わってきます。

 帆布をつかった製品の販売は好評で、曽原の本店の他に、倉敷の一大観光地である美観地区にもお店を構えており、こちらにも多くの観光客が訪れています。また、ネットでの販売も始めていて、専門のスタッフの方を配属するなどなど力をいれておられます。そして、これからは中国に工場をつくり、現地の日系百貨店で販売することも考えているということです。

 また、武鑓代表は、帆布づくりを行っていて感じたこととして、「企画・営業志望の人でも、まずは製造を経験する必要がある。そうしないと製造の人とコミュニケーションがとれない。現場で半年から1年は経験すべき」また、「仕事で1人前になるには3年は必要。1年目は、とにかく無我夢中で取り組む。2年目になるとだんだん慣れてくる。そして3年目には、自分からアクションをとれるようになる」といっておられました。これから就職をする上で、大変興味深い内容でした。

 児島の繊維産業は、「ジーンズ」「学生服」だけではありません。帆布もまた、とても魅力のある製品です。昔ながらの自然素材がもつ温かみを、ぜひ感じてみてください。

☆バイストンさんのホームページはこちら
http://www.baistone.net/
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岡山の酒業界について


こんばんは、馬場です。

前回までで取材したイ草の企業は全社紹介させていただいたので、今回からは、こちらも岡山の伝統産業、酒業界について紹介していきます。今回は、岡山県全体の酒業界の現状、そして岡山県の酒製品の強みについて説明させていただきます。

現状
岡山県の蔵元の数は、ピークだった1956年は188軒あったのに対して、現在では54軒(岡山県酒造組合H23調査)と、この半世紀で四分の一近くに減ってしまっています。(全国的に見ても1994年:2,352件→2009年:1,711件と減少している)理由はまず、今日では色々な種類の酒が市場に出ているというのがあります。昔から日本の蔵元が作ってきたお酒はほとんどが日本酒です。しかし今日では、下のSCI(全国消費世帯パネル調査)全酒類消費動向(容量ベース)が示しているとおり、日本酒以外にビールや発泡酒をはじめとして色々なお酒があり、昔のようにお酒のシェアはほとんどが日本酒というわけにはいきません。

SCI(全国消費世帯パネル調査)全酒類消費動向(容量ベース)


また、日本人の日本酒離れが挙げられます。清酒への課税水量の推移は全国で、1975年に174万7千klだったのが1999年には104万1千klと約40%落ち込んでいます。秋田銀行の秋田経済研究所の調査によると、年齢層別では、清酒を飲んだことがある割合は、20~24歳で85.0%、25~29歳で91.6%、30~34歳で98.5%。年齢層が下がるにつれ、清酒を飲んだことがない人が多いという結果が出ました。若年層が清酒を飲むようになるには、「清酒を飲みやすくしてほしい」という意見が多かったです。飲みやすい飲料として具体的には「チューハイやカクテル」が多く、「清酒を敬遠する人は、果汁を使用した低アルコール飲料を飲みなれているため、清酒に抵抗感がある」(秋田経済研究所)と指摘しています。また、飲酒運転の取り締まりが強くなったことや、お酒の飲み方の文化が変わったことも背景にあげられます。


確かに私の大学の仲間を見渡しても、あまり日本酒を飲む人は多くないです。時々大人の方と飲ませていただくときも、多くの方はビールを飲まれますね。時代の変化によって、日本酒業界が以前よりも大変だというのは認めざるを得ないところでしょう。しかし私は、岡山の日本酒の強みを知ることで、それでも岡山の日本酒はこれからも生き残ることが出来るし、生き残ってほしいと強く思いました。岡山の日本酒は、作る際の素材となる米と水、そして作る技の3点において、他にはない強みがあったのです。

作り方
米…備前米の一種である雄町(おまち)を使っています。雄町は、山田錦等とは違い、全国的に栽培は出来ず、逆に言えば備前の気候と土質に適応した作柄です。備前の風土は酒造りに適しており、年間を通して温暖であるが、比較的湿度が低く、暴風雨を受けることもまずありません。そして、中国山地や吉備高原を除いた平場の土質は、酒造りに適した酸性度が低い土です。

水…岡山県下には、1985年3月に環境庁(現・環境省)が認定した名水百選(全国各地の特に良好な水質と水量を保ち続けてきたとされる100か所の湧水・河川(用水)・地下水)に選ばれた箇所が3箇所あります。一つは津山・美作盆地を流れ下る吉井川の最上流部にある「岩井」・一つは勝山盆地を経由する旭川の源流にある「塩釜の冷泉」・そしてもう一つは旭川の下流にある、「雄町の冷泉」です。また、新見盆地を経由する高梁川は上流に石灰岩地帯を持ち、伏流水系は醸造用水としての成分を適度に含んだ清水です。こうした名水の伏流水(河川敷や旧河道の下層にある砂礫層、あるいは化石谷内の砂礫層中を流れている地下水で、地表の河川との水理的な関係が強いもの)系が酒造用水として使用されています。

技…明治40年第1回全国清酒品評会(全国新種鑑評会の前身)において岡山の酒が優等賞第1位で入賞したという実績があります。


そして今回のインターンシップで私はこうした強みを生かして今でも岡山の伝統を守る酒造を4社取材させていただきました。次回からはその4社についての紹介をさせていただこうと思いますので、次回からもよろしくお願いいたします。

<参考URL>
岡山県酒造組合
(http://www.okasake.com/ 2012.8.17)
中野繁の多酒創論
(http://fullnet.co.jp/tashiyu-souron/tashiyu-souron090329.htm 2012.8.17)
明解!灘の酒大学二〇〇〇
(http://www.sake-okoku.net/i/daigaku/06/index.htm 2012.8.18)
誠 日本酒が嫌われる3つの理由
(http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0709/14/news010.html 2012.8.18)
intage. アルコール市場動向-酒販免規制緩和の行方~規制緩和の恩恵を一番受けたのは「スーパー」
(http://www.intage.co.jp/news/2007/45/ 2012.8.19)

ドミンゴ

 こんばんは。渡邊です。
 今回は、倉敷市児島赤崎に本社を置く、株式会社ドミンゴさんをご紹介します。ジーンズをはじめとするカジュアルファッションメーカーです。

 昨今のジーンズ業界は、厳しい状況下に置かれています。安価なブランドの台頭のほか、流行が途絶えトレンドがなくなったり、小売り業者が自社で製品開発を始めて仕入れなくなったりする(SPA)などの動きがあるからです。
 そんな中、ドミンゴさんとしては、「シンプル イズ ベスト」というポリシーでジーンズづくりに取り組みたいとしています。デザインや装飾をあまり凝りすぎないようにしながらも、移り変わる若者たちの好みに合わせた製品をつくっていきたいということです。たしかに、周りの子たちを見ても、最近は極端なダメージ加工をしたものや、凝ったデザインのジーンズを履いている人は、あまり見かけないような気がします。社長は「最近はトレンドが生まれていない」と言っておられました。だからこそ、あえてシンプルなデザインにこだわり、そこに老舗メーカーであるドミンゴさんのこだわりやノウハウをつぎこめば、きっとみんなから愛されるジーンズができるのではないでしょうか。
 
 そんなドミンゴさんが、ジーンズづくりを行う上での「合言葉」として、「五適」というのがあります。これは、「適品」「適所」「適時」「適価」「適量」の5つの「適」を指します。
 「適品」=ニーズにこたえた商品づくり、「適所」=お客さんに愛されるお店づくり、「適時」=時期に合わせた商品づくり、「適価」=品質に合った適切な価格、「適量」=需要にあわせた量をつくる、という意味で、この「五適」を守っていれば、会社はうまくいくということです。この「五適」から、私は、ドミンゴさんがものづくりに対して大変誠実な会社であるというイメージを持ちました。そして、この合言葉は、他のさまざまなジャンルの会社にもあてはまるのではないかと思いました。
 
 さて、「適所」のところでお店づくりといいましたが、ドミンゴさんは現在、直営店を6店舗運営されています。なかでも最近オープンした「D-MALL児島店」では、商品の販売だけでなく、絵の展示会やライブなどのイベントを行っていて、人々の交流の場にもなっています。こういうお店って、明るく楽しそうなイメージがあって、行ってみたくなる方が多いのではないのでしょうか。私は実家に滞在しているときはよくこのお店の前を通るのですが、休日を中心に多くの車で駐車場がいっぱいになっているのをよく目にします。児島の新たな注目スポットともいえそうです。

 自社企画、自社生産、自社販売を貫き、高品質・高感度の製品を生み出し続けているドミンゴさん。シンプルながらもハイセンスな製品を、これからも誠実につくっていかれることに期待が高まります。

☆ドミンゴさんのホームページはこちら
 http://www.domingo.co.jp/

萩原株式会社

みなさん、こんにちは。

今週は私、馬場が投稿させていただきます。

今回紹介する企業は、倉敷市西阿知町に存在する、萩原株式会社さんという企業です。以前も紹介しましたが、西阿知町はイ草産業で栄えた町で、今吉商店さんもこの町にあります。萩原さんも創業1892年と、この町で100年以上続いた伝統のある企業だったので、どのような企業なのかと行く前から期待に胸を膨らませていました。

萩原さんは、インテリアや海外から仕入れた家具なども取り扱っていますが、メインの事業は昔から続けてきたイ草製品を扱う企業です。萩原さんの特徴は、海外に積極的に進出していることです。水島コンビナートの規模が大きくなってきたときには、国産のイ草の収穫量が減ることを察知して、他社に先駆けて中国に進出。日中国交回復の1972年には萩原会長が中国に訪問し、中国政府と交渉してイ草製品取扱許可を取得し、日本産の苗を持ち込み上海や蘓州で農家に栽培を指導。1978年に蘓州などに工場を建設したことで事業を軌道に乗せました。現在は韓国にも事業を展開しており、今後はインドネシアやロシアにも進出する予定だそうです。視野が広いですね。

しかし、海外で製品を作っていますが、製品は高い品質を維持しているのが萩原さんの強みです。海外で製品を作ると国産に比べ、出所や管理などがどうしても曖昧になってしまい、品質も低下してしまいがちですが萩原さんは、海外でもイ草製品を作りながらも、海外の工場も素材の選出から製造までを、一貫して作るシステムが整っており、品質が統一されています。また、全て自社で行うことにより、クレームも全て自社が負うというリスクも背負っている分、責任を持って作ることが高品質の製品を作れるともおっしゃっていました。尚、国産のイ草を使った製品も作っておられるので、国産志向の方も萩原さんの製品をお楽しみいただくこともできます。

海外に進出しながらも、多くの企業が問題とする品質の問題も徹底した品質管理でクリアする萩原さん。今後もより精力的に活動し、活躍してほしいですね。

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