2013-03

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SB・CBについて

こんにちは、馬場です。
...早いもので、私がインターンシップが終了してからもう半年が経ちました。私の記憶からも当時のことで、つい忘れてしまっていることも多いです。そんなとき役に立つのはやはり当時のメモやデータですね。当時教わったこと、知ったことをこうして読み返して記事にするのは、私にとっても非常にためになっています。この記事を読んでくださっている皆様も、今回はもちろん、何か伝統産業やソーシャルビジネス・コミュニティビジネス(以下、SB・CBと表記)についてまた接する機会を持たれたときに、「そういえばあんな記事があったな」と、またこの記事を読み返してくだされば、これほどうれしいことはありません。

 さて、インターンから時間がたったように、このブログを始めてからも時間は経ち、多くの記事を投稿することが出来ました。前回の東馬場さんのお話をもって、私がお世話になった伝統産業の事業者の取材のリポートは全て終了しました。今回からは、SB・CBの現状と、岡山のSB・CBの企業について紹介していきたいと思います。今回は現状について説明します。

SB・CBとは
 ご存じの方も多いとは思いますが、簡単に紹介させていただくと、地域社会の課題(環境保護、高齢者・障害者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、観光等)解決に向けて、住民、NPO、企業など、様々な主体が協力しながらビジネスの手法を活用して取り組むものです。1970年代から動きがおこり始めました。SBとCBの違いは地理的な活動範囲と関わる集団の規模にあります。社会問題の解決に取り組む事業活動という意味では同じで、また両社の協会は明確に区分できるものではないので、あくまでも便宜的な分類です。具体的には以下のようになっています。

コミュニティ・ビジネス
 ・事業主体……地域のNPOや企業
 ・問題の領域…地域的な問題(地域の子育てや高齢者支援、地域の商業や農業の活性   化等)
 ・活動範囲……地域レベルでの活動
ソーシャル・ビジネス
 ・事業主体……大規模なNPOや民間企業
 ・問題の領域…国家的・国際的な課題(環境問題や経済格差の是正等)
 ・活動範囲……国家的・国際レベルでの活動

背景
 背景は今日のビジネスの姿勢にあります。それは、とにかく利益をあげることだけが全てだという傾向が強く、働くことへの充実感や、ステークホルダーへの貢献といったものはなおざりにされがちになっています。しかし、本来企業とは、そういったものを第一に考えるべきであると考え、利益だけでなくコミュニティにもポジティブな影響をもたらすべきという考えのもと興りました。また、今まではそういった企業にとって活動しても利益にならないと思われていた社会問題は、行政が中心になって対策を取っていましたが、日本は国債が2011年度末には215兆円になり、財政的にも余裕がないのでそういった問題全てをカバーしてくれるわけではありません。そういった問題から、行政は多くの人や地方で問題になっている事例にしか着手しない傾向が強く、地域ごとの問題にはなかなか着手できない現状があるため、そういった問題解決も担っていることも挙げられます。

チャリティとの違い
 チャリティ活動は無償による奉仕や喜捨を基本としているが、社会的企業は有料のサービス提供活動による社会的課題の解決を目指しています。

問題・課題
 ・東京海上日動くリスクコンサルティングの調査によると、日本におけるソーシャルビジネス事業展開上の主要課題としては、「認知度向上」(45.7%)、「資金調達」(41%)、「人材育成」(36.2%)の3つが上位となり、ソーシャルビジネスの普及にあたっての問題点・課題としては「公的機関との連携・共同の推進」(42.%)、担い手不足(42.3%)、「認知度が低い」(41.9%)、「資金提供の仕組みの充実」(37.2%)の4つが上位に挙げられています。
 ・短期的な効果は期待できない上、軌道に乗るには時間がかかります。そのため、ソーシャルビジネスを「やり始める」ことが避けられがちな傾向があります。特に上場企業のような大企業の場合は、株主たちのために「短期間で利益をあげる」ことを特に重視しなければならないため、ソーシャルビジネスを始められないことに一層拍車をかけています。
 ・まだまだ理解者は少ないため、ソーシャルビジネスを行うことによる周りの風あたりがきついこともあります。(ex,従業員を平等に扱おうと、従業員の給与を均一にしようとすると重役が反対する)何を目的にするかを明確に決め、それを繰り返し言い聞かせることが大切でしょう。

岡山県の場合
 岡山県は、ソーシャルビジネスに取り組もうとする事業者等に対し起業時等の資金の支援を行うと共に、専門家等による助言等を行い、具体的事業としてソーシャルビジネスの確立を図る「備前県民局ソーシャルビジネスチャレンジ応援事業」の選考会を2011年に行うなど、ソーシャルビジネスを推進する活動を行っています。その他にも、県コミュニティ・ビジネス基礎講座が行われたり、岡山NPOセンターがソーシャルビジネスセミナーを開催したりするなどソーシャルビジネスを活性化させようとする活動が多く行われています。しかし一方で、まだまだ多くの企業に普及しているとは言い難く、倉敷市内を例に挙げると、SB事業社アンケート調査によると、倉敷市でSBに取り組んでいる企業・団体数は40社で、割合は8.5%です。更に、前年度のSBの売上高または収入の回答があった19社のうち、7社は収入が100万円に届いておらず、1000万以上の売上高または収入があったのは3社と、SB事業で軌道に乗っている企業はほとんどありませんでした。

 新しいビジネスの形態なので、理解者が少ないこともあり、決して楽なビジネスではないようです。しかし、CSRという言葉もあるように、本来企業はその活動を通して人々や社会に貢献していくべきものです。そういった意味で課題や問題を解決し、人々や社会に貢献していこうとするSB・CBは、企業のお手本のような姿だと私は思いました。次回からは、取材をさせていただけた岡山でSB・CBに励む3社の企業を紹介したいと思います。

参考文献
ソーシャルビジネス入門(日経BP社)
市民のためのコミュニティ・ビジネス入門(専修大学出版局)
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児島の注目企業第4弾

 こんばんは!渡邊です。

 みなさん花粉症にはお困りでないですか?私は目も鼻もがっつりやられてしまい、そろそろ治療を受けるべきかと悩んでいるところです…いやなものですね。
 
 さて、今回も、児島にある注目の学生服メーカーさんをご紹介します。

☆日本被服株式会社(児島下の町)
 
 文久3年(1863年)創業、昭和5年(1930年)設立。資本金1,500万円。従業員数160名(2009年6月30日現在)。児島にある本社のほかに、東京、大阪、北陸、北九州の4つの営業所を構えておられます。
 
 染物業として創業以来、時代の流れに沿って足袋、軍服、そして学生服のパイオニアメーカーとして親しまれてきました。
 
 企業理念は、「こだわりのある製品・サービスを創り出す」。製造工程のすべてに信念を持ったこだわりを創業以来堅持しています。裁断や縫製、プレスといった過程において、機械やロボットによる自動化を積極的に進めていますが、熟練スタッフの手作業も活かされていて、製品からその確かな技術力が感じてもらえるようになっています。自動化・機械化するほうが良い結果を生む工程は積極的に自動化・機械化し、手作業を残すべきと判断した工程には伝統の技と人の持つきめ細やかさを守り続けようというスタンスをとっています。

 学校ごとにたくさんのパターンがある学生服を、高品質を保ちつつ安定的に供給するためには、機械でやるべき作業なのか手作業でやるべき作業なのかをしっかり見極め、双方ともを大切にすることが必要なのだと思います。
 
 また、日本被服さんの学生服には、さまざまな機能が備わっています。暗闇でライトを当てると光る襟元の「セーフティスパーク」、抗菌消臭芯地「バグノスグリーン」の採用、水、油、墨汁をもはじくナノテク素材の採用、さらにアンモニア成分の分解や雑菌を消滅させる機能を持ったネームラベルといった、着る人にうれしい先進機能がたくさんあります。「一人ひとりの生徒・学生のために」というメーカー側の向上心がとても伝わってきます。
 
 さて、日本被服さんにはもうひとつ注目点があります。本社の敷地内に、「児島学生服資料館」という施設があるのです。ここには、学生服にまつわる数々の貴重な資料が一堂に集められていて、学生服の歴史を知ることができます。児島地区を代表するメーカー各社の協力を得て、学生服の実物展示や製造機械、宣伝用のホーロー看板などが展示されていて、昭和初期から現代までの学生服の歩み・変遷がわかるようになっていて、当時を知る人たちには懐かしい気分になれるかもしれません。
 
 製品づくりに先端の技術と熟練のノウハウを組み合わせ、高品質の学生服づくりに励むばかりでなく、学生服文化を伝え、学生服業界全体のPRに寄与しようとする姿勢に共感しました。これからの製品の動きと資料館の動きの両方に期待です。

○日本被服ホームページはこちら
 http://www.nipponhifuku.jp/cgi-local/index.cgi
○児島学生服資料館ホームページはこちら
 http://www.nipponhifuku.jp/museum/index.html

東馬場 洋 さん

こんばんは、馬場です。
今回は唯一岡山の和紙業界で、取材をさせていただくことができた東馬場洋さんのインタビューについて紹介したいと思います。

 東馬場さんは岡山県の中山間地域、西粟倉村で、西粟倉村の豊富な資源であるミツマタを利用して和紙を作っておられます。東馬場さんは西粟倉村に来られて、今年で4年目。それまでの経歴は、大学で芸術の勉強をされた後、北海道で酪農をされたり、児島のジーンズの製造会社に務められたりなど、様々な経験を通しての思いがあり、このお仕事に至ったそうです。

 このインタビューで私が学んだことは、伝統産業への向き合い方も様々、ということです。私はこのインターンシップで、和紙に焦点をあてて調査をしていたので、東馬場さんも最初から和紙づくりが行いたくて、西粟倉に行かれたのだと思い込んでいました。しかし、「なぜ西粟倉に行かれたのですか」とたずねたところ、「西粟倉に行きたかったので、西粟倉を活性化させる手段として、和紙を選んだ」と仰っていました。なるほど、そういう考えもありますよね。私がこれまでに取材させていただいたイ草やお酒の企業は百年以上もの歴史あるところが多く、社長の方たちも、最初からそイ草や和紙に強い思いを持ってこられた方々でした。それはもちろん素晴らしい考えかたですが、同時に東馬場さんのような「地域資源、伝統産業を活用して地域を活性化させよう」という考えもあるのだな、と。ものごとを一方向から見るのではなく、様々な方向から考えることの大切さを痛感しました。

 西粟倉村はミツマタが多いので、昭和35年までは村の中に製紙工場があり、職人の方も10人ほどいらっしゃったそうですが、村の過疎化によって閉鎖されてしまったらしく、今では職人のかたも、もう村にはいないそうです。まさに白紙の状態から和紙作りを始められた東馬場さん。そこには「地域のものを地域で使う」「自分の暮らしを自分で作る」という思いがあるそうです。確かに、何かを作るにしても、自分の村のものはよく知っており、そこから素材を厳選すれば、自信をもって安心してお届けできますよね。また、地産地消を行い、自分たちの暮らしに作ったものを反映できるというのは、やりがいにつながるに違いありません。ゼロからの挑戦をするに至った覚悟が、話から伝わってきました。

 ちなみに東馬場さんが作られている和紙は、手漉き和紙。機械を使うと機械を買うのにコストがかかるそうなので、大量に和紙を作らないと元が取れないようで、現在の生産量からは、手漉き和紙の方が効率が良いようです。取り組みとしては「あわくら和紙でオリジナルうちわ作り」というワークショップを行って、西粟倉村の和紙の認知度向上にも力を入れられています。今後は、ミツマタが取れない時期は別の作物を栽培しようとも思っておられるそうです。

 ミツマタを始めとした西粟倉の資源を活かして、西粟倉の発展に尽力する東馬場さん。西粟倉村と岡山の和紙業界の活性化、共に期待したいです。

東馬場さんの紹介はこちら
http://www.edgeweb.jp/fund/player_2_7.html

児島の注目企業第3弾

 こんばんは!渡邊です。

 3月になりました。卒業シーズンの到来です。ニュースで流れる卒業式の映像を見ていると、学生服を着ていたあの頃のことが思い起こされます。

 さて、学生服といえば、児島地区を代表する特産品です。実に全国の7割に及ぶ生産量を誇り、数多くの学生服メーカーさんが存在しています。

 その中から、注目のメーカーさんをご紹介したいと思います。

☆明石被服興業株式会社(児島田の口)
 
 慶応元年(1865年)創業(設立は1944年)。資本金4,100万円、売上高213億円(2012年5月期)、社員数1,200名(本社810名・関連会社390名/2010年5月現在)。
 
 創業時は帯地や細紐類の製造をしていましたが、1932年から被服製造業を開始。伝統的な詰襟学生服やセーラー服以外にも日本全国1000校以上の高校にオリジナル制服を納入しています。
 
 ブランド名は「富士ヨット学生服」で、ニーズに合わせたさまざまな製品を展開しています。例えば詰襟学生服では、ナノテクノロジーで深い黒と耐久性のある撥水を実現した「Nano Wave」、正統派の美しいシルエットと、詰襟学生服がもつ本来の品格を追求した「Classic」、機能と価格のトータルバランスを日本製の品質で実現した「J-PROUD」、消臭効果に非常に優れた「D-STILE」、快適性を追求した「SERIES-X」の5つもの製品を展開しています。毎日学校に着ていくものですから、買う側としては自分の好みやこだわりに合った学生服が欲しいと思うので、さまざまなブランドがあることは非常にありがたいように思います。
 
 また、このメーカーさんの特徴として、国内生産にこだわり続けている点が挙げられます。これは、学生を採寸してから約2週間という短期間で制服を準備しなければならず、スピーディーな対応が求められるため、また、日本で培われた生産技術を流出させずに、人々の制服に対する想いを守るためという理由からです。自社工場は、基幹となる山口県宇部市の「宇部工場」と、裁断に特化した児島田の口の「さくら工場」があります。
 
 さらに、環境活動にも力を入れていて、包装資材の削減、消費電力の削減(こまめな消灯エアコンの適正管理、太陽光発電設備の導入など)、事務用紙使用量の削減、ごみ分別の徹底、ペットボトルをリサイクルした製品づくりなどに取り組んでいます。1999年9月には、学生服業界で初めてISO14001を取得しました。

 私が注目したのはそのさまざまなブランドを取り揃えていることです。小学校や中学校で着ていたあの黒い学生服に、ここまで種類があるとは思っていませんでした。昔からの伝統である学生服ですが、中身は最新の技術を取り入れて進化しているのです。幅広いブランドがあるその背景には、充実した学生生活を送ってほしいというメーカーの想いや、それを実現させるための大変な努力と、豊かな技術力があるのだと思います。詰襟学生服のほかにも、女子通学服、小学校通学服、そしてスクールスポーツウェア、企業ユニフォーム、ゴルフウェアも作っておられるので、多くの人々の生活に貢献していると思いました。
 
 また、国内生産にこだわることにより、地域の活力を活かすとともに製品の安定供給に取り組んでいることにも共感しました。製品には「倉敷発日本製」というラベルがついているものがあるそうですが、全国の人に着ていただくことにより、倉敷の誇りになると思いました。
 
 環境活動についても、いくつもの取り組みをわたしたちに示していて、本当に真剣に、自信を持って取り組んでおられるのだと感じました。
 
 今後も地域とともに、よりよい学生服づくりに取り組んでいただきたいです。
 
☆明石被服興業公式ホームページ
 http://www.akashi-hifuku.jp/

児島のものづくり~学生服~(明石被服興業さんについての動画もあり)
 http://kojima-town.jp/made-in-kojima/category/uniform/story_1.html

(参考)
マイナビ2014・明石被服興業
 http://job.mynavi.jp/14/pc/search/corp77816/outline.html

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